2006-01-01から1年間の記事一覧

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生まれた時には確かにあった この光に満ちた世界を愛せた いつから変わったのだろう いつからわからなくなったのだろう いつから…愛さなくなったんだろう この狂った世界を"僕"は愛していたはずなのに …どこで道を間違えたのだろう

転生

その獣は孤独でした 大きな死の世界に囲まれてその獣は気付きました 内に生まれた新たな存在にその獣は変わりました 新たな存在と共に歩むことで

いつも

泣き出しそうな 貴方のために 私はいつも笑って見せた怒り狂った 貴方の隣で 私はいつも自分を責めた変わらない日常 壊れていく心 私はいつも恐れていた

小さな幸せ

それまでの私は不幸せでした。 幾度も希望を見捨てました。 未来へと至る選択肢を見逃しました。私は気付きました。 自分が希望を捨てていたことに。 自分が未来へ至ることを諦めかけていることに。私は努力しました。 自分で希望を見捨てないように。 幸せ…

謝罪

貴方は、何も出来なかった ―――何故?私も、何も出来なかった ―――何も?皆、何も出来なかった そして過ちを繰り返し

幻想の世界

誰も失わない世界がほしい。それはまるで、欠けた所なき満月のよう。 誰も悲しまない世界がほしい。それはまるで、都合の良いドラマのよう。 誰もが笑っている世界をみつけた。だけど私は、それを幻とは呼びたくない――。

存在過程

ふわり浮く電灯の下で 実は ほんの少し絶望に満たされた 貴方が見たいの その血だらけの震える手が愛しいから ゆっくり笑いかけてあげるこんなに貴方を愛したなら あなたの刃にかかってもしょうがない しょうがないから 俺を消してちょうだい。 DNA

不必要

要らないのなら 消して 貴方の手で ただもう 言葉ではきかないから きかないから 消して 貴方の手でなら 私は用済みになる Orpheus

一時の感情

かつて私は罪人でした 貴方を苦しめる足枷でしたかつて私は傲慢でした 貴方の努力を踏みにじる重荷でした気付かず増える罪は貴方への冒涜 気付いてからではもう遅いいまの私は偽善者です 自己犠牲で貴方への償いをするかつての貴方がそうしたように貴方を迎…

断罪累積

罪に気づくのはいつも後のこと。 それはとても容易いこと。罪を嘆くのはいつも後のこと。 それもまた容易いこと。罪を背負うのはいつも後のこと。 それはとても重く、辛く、苦しく、 そしてとても悲しいこと。 Orpheus

判断

どうでもいいと思っていた物は 実はそうではなかった。必要だと思っていた物は 実は必要ではなかった。いらないと思っていた物が 実は本当に必要な物たっだ。 DNA

忘却

まだ見ぬ未来に何願う? ささやかな幸せの日々を。まだ見ぬ罪に何思う? 計り知れない恐怖と悲しみ。まだ見ぬ最後に何誓う? 明日の全てを捧げると。 Orpheus

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視野を 紅く染め 広げていった You Truth

あの日の約束

だからもう挫けない だからもう逃げ出さない だからもうあきらめない You Truth

螺旋階段

永久という苦痛の中で、目を瞑る事を覚えた・・・。 永久に感じる螺旋の中で、諦めを覚えた・・・。 「次こそは・・・。」 裏切られるたびに、積もっていく「終わり」への切望。 「次もまた・・・。」 傍観と諦観だけが叶える明日への希望。 DNA

望むのは美しい世界? ううん、汚くたって良い。望むのは諦めた世界? ううん、どんなことがあっても諦めない。信じるのは怖いこと? 諦めるのは楽で簡単?いいえ、そんなことない。傷ついたって、苦しくったって、悲しくったって、 きっと、明日への道を探…

迷路

彼らは必至に出口をさがす。 出口がないことを知らないから。彼らは必死に出口をさがす。 出口がないことを知りながら。それでも彼らは出口をさがす。 どこか、光が射しこむ隙間があると信じているから。 Orpheus

理想と現実

夜空に瞬く星は美しい けれどもそれは、遥か彼方で届かない水面に映る月は美しい けれどもそれは、儚い幻でしかない心に宿る信念は見えない けれどもそれは、無限の可能性を生みだす。私が選ぶのは 美しい理想か、不確かな真実か。 Orpheus

月が綺麗な夜に

あなたを失って誰に怒りをぶつければいいのだろう 誰に慰めてもらえればいいのだろう泣くか 怒るか 嗤うのか でも 思い出したくないから記憶を封印する You Truth

95ページ

返してほしい笑顔の日々の記憶を返してほしい昔の楽しかった記憶をそれでも、もう返ってこない分断された心に身を寄せているから You Truth

交換日記の最後のページ

殺したくなんてなかった あなたが僕に笑顔をくれたから 殺したくなんてなかった あなたが僕に大切なものをくれたから なのに殺してしまった 僕の笑顔を、僕の大切なものを You Truth

未来の先へと

彼女は問う、何を求めるの?、と 彼は答える、幸せなあの日々を、と彼女は問う、何処に求めるの?、と 彼女は答える、まだ見ぬ明日に、と俺は問う、何処を目指すの?、と 彼女は答える、あの日の記憶へ、と DNA

381ページ

雨は止んでいた けれど僕は気づかない雨は止んでいた 気づかないから傘は閉じない僕は病んでいた 僕の世界では雨がふり続けていたのだから You Truth

砂嵐

誰か覚えていませんか ここではない世界の記憶を誰か私に教えてください 私を*すのは誰なのですか誰か私を救ってください 楔を抜いてください Orpheus

死亡推定時刻

夢なら覚めて欲しいと思った あまりにも酷過ぎたから夢なら覚めれば良いと思った あまりにも悲しすぎるから夢からすぐに逃げ出した 起きた方が残酷だったもう私は*んでいた Orpheus

81ページ

夢か現か幻か夢なら良かったと思う 朝を待てばいいのだから幻であれば良かったと思う いつか必ず消え去るのだからでも現は残酷だった ここからは逃げられはしない You Truth

道なき道を歩く感触

ふと後ろを見ると帰り道が消えていた。まず本当に帰り道が消えているか確かめた。次に他に帰り道がないか探してみた。最後に、もう一度帰り道が現れるまで待ち続けた。気付くと前に進む道も消えていた。 DNA

やってはいけないこと

私は人を殺めてきた。 あの人が帰ってこれるように。 私は人を殺めてきた。 帰ってこないと分かっていながら。 私は人を殺めてきた。 誰を殺めればいいのかも分からずに。 私は私を殺めてきた。 いったい何がいけなかったのかも分からずに。 Orpheus

597ページ

笑顔を見せているけれど 本当は作り笑い?元気に笑って見せるけど ひょっとして空元気?『シアワセ』と言って見せるけど 本当は―――― You Truth

534ページ

ごめんなさい 彼女はひたすら謝る ごめんなさい 彼はその声に気付かない ごめんなさい 彼がその声に気付くのはいつ? You Truth