2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

569ページ

生まれた時には確かにあった この光に満ちた世界を愛せた いつから変わったのだろう いつからわからなくなったのだろう いつから…愛さなくなったんだろう この狂った世界を"僕"は愛していたはずなのに …どこで道を間違えたのだろう

転生

その獣は孤独でした 大きな死の世界に囲まれてその獣は気付きました 内に生まれた新たな存在にその獣は変わりました 新たな存在と共に歩むことで

いつも

泣き出しそうな 貴方のために 私はいつも笑って見せた怒り狂った 貴方の隣で 私はいつも自分を責めた変わらない日常 壊れていく心 私はいつも恐れていた

小さな幸せ

それまでの私は不幸せでした。 幾度も希望を見捨てました。 未来へと至る選択肢を見逃しました。私は気付きました。 自分が希望を捨てていたことに。 自分が未来へ至ることを諦めかけていることに。私は努力しました。 自分で希望を見捨てないように。 幸せ…

謝罪

貴方は、何も出来なかった ―――何故?私も、何も出来なかった ―――何も?皆、何も出来なかった そして過ちを繰り返し

幻想の世界

誰も失わない世界がほしい。それはまるで、欠けた所なき満月のよう。 誰も悲しまない世界がほしい。それはまるで、都合の良いドラマのよう。 誰もが笑っている世界をみつけた。だけど私は、それを幻とは呼びたくない――。

存在過程

ふわり浮く電灯の下で 実は ほんの少し絶望に満たされた 貴方が見たいの その血だらけの震える手が愛しいから ゆっくり笑いかけてあげるこんなに貴方を愛したなら あなたの刃にかかってもしょうがない しょうがないから 俺を消してちょうだい。 DNA